フロンとは
フロンとは、炭素、フツ素、塩素等が結合した化合物の総称であり、オゾン層を破壊する力の強いCFC(クロロフルオロカーボン)が代表的なものです。このほか、現在ではその代替物質としてHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)やHFC(ハイドロフルオロカーボン)が主に使われていますが、これらは地球温暖化に影響があることが問題となっています。
これらの物質は、毒性がなく、科学的に安定で燃えなく、揮発性が高い等の便利な性質をもっており、冷媒、洗浄剤、発泡剤等に幅広く使用されてきました。
冷媒フロンの回収促進は国の方針です
エアコンや冷蔵庫など業務用冷凍空調機器に充てんされている冷媒フロンは、地球環境保護の観点から大気への放出が禁止され「フロン類回収破壊法」(平成14年4月1日より施行)により、冷凍空調機器の廃棄時等にはフロン回収が義務づけられました。このフロン回収は都道府県に登録された第一種フロン類回収業者に引渡し、再利用、破壊を法律にもとづいて適切に処理することになりました。
今や冷媒フロンの回収は国際的約束からも、国を挙げた取組みとなっています。無断放出には、法的な罰則がもうけられています。
出典:(社)日本冷凍空調設備工業連合会および岩手県フロン回収等推進協議会パンフレットより |